尖圭コンジローマの基礎知識!皮膚同士の接触だけで感染する

尖圭コンジローマはヒトパピローマウィルス感染を原因にして、性器やその周辺にイボが多発する性感染症です。主な感染源は性的接触によることです。尖圭コンジローマはどのような病気で、どんな検査や治療があるのでしょうか。

*

尖圭コンジローマを治療しないとどうなる

   

尖圭コンジローマは自覚症状が乏しいため感染したか分かりにくい

尖圭コンジローマとは、ヒトパピローマウィルスが性器や肛門、口内粘膜などに感染しイボ状の腫瘍が多発する性感染症の一種です。最初はポツポツとしたイボが散見される程度の症状から始まり、痛み等の自覚症状にも乏しいので、治療するまで長期間放置される可能性があります。

なかには自然治癒することもあると言われていますが、多くは進行性に経過しイボはどんどん大きく成長を続け、数も増えていきます。女性の場合、解剖学的に簡単に肉眼で確認するのが難しい部位に、イボが発生することが珍しくありません。

特に注意を払うべきなのは妊娠中の方です。出産時の産道感染で、生まれてくる赤ちゃんが、ウィルスに感染してしまうリスクがあるからです。産道感染すると、喉にイボが出来る呼吸器乳頭腫症を発症する可能性があります。

呼吸器乳頭腫症は再発することが多く、重症化すると気道閉塞により生命の危険に直面するので、妊娠する可能性のある方は、尖圭コンジローマに軽快する必要があるのです。

尖圭コンジローマの治療はどこに行けば良い?

尖圭コンジローマ の原因となる、ヒトパピローマウィルスには多くの種類があることが知られていますが、なかにはがんの発症につながる高リスクのウィルスが原因になっていることもあるわけです。

最悪の場合、子宮頸がんや陰茎ガンの発症を招きかねないので、この面でも放置することは望ましくなく、積極的に治療を受けるべきでしょう。しかし病院の何科を受診すべきなのか、迷ってしまう可能性があります。

もちろん性病科を受診すれば確実ですが、羞恥心が邪魔をして敷居が高いと感じる方も少なくありません。症状は主に性器や尿道周辺に出ることが多いので、泌尿器科や産婦人科を受診しても治療を行ってくれます。

進行するとイボが尿道口をふさぐように成長し、排尿困難なる事態も有り得るのです。こうなると手術で取り除く治療を行わないと、満足な回復が望めません。そこで男女問わず、性器にイボ状のものが目に付いたら、速やかに産婦人科や泌尿器科に受診するようにして下さい。